プログラミング教育の必修化って何??

2020年プログラミング教育必修化

2020年、小学校でプログラミング教育の必修化が始まりました。
いきなり、必修化と聞いて、
「新しく教科が増えるの?」
「うちの子大丈夫かしら?」
「プログラミングなんてわからない」
と思っている方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、プログラミング教育の必修化とはどういうことなのか、授業はどう変わるのか、お伝えしていきたいと思います。

なぜ今、必修化するの?

最近、世の中でいろいろなことが変化していると思いませんか?

誰もがスマホを持っていたり、レジに人がいなかったり……私たちが子どもの頃と比べて、時代が大きく変わってきています。

今後も、時代が大きく変わっていくことが予想できると思います。
そんな時代の中で、お子さんたちが身に付けるべき力も、当然変わっていきますよね。

これからの時代は、非認知スキルといわれる「点数化しにくい能力」が必要になってきます。
もちろん、「点数化しやすい能力」である認知スキルも重要です。
プログラミング教育では、その両方を育むことが出来ると言われています。

AIが仕事を奪う!?

SF映画のようですが、10年後にはAI技術の進歩によって、今ある職業の半分が自動化されると言われています。
そして、今の子供たちの半数は、将来、今この世界には無い「新たな職業」に就くだろうと言われているのです。

たとえば、「変なホテル」ってご存じですか?
フロントには人間はいません。人型や恐竜型のロボットがチェックインをしてくれます。
コンシェルジュもロボットがやっています。
ホテル内の様々なサービスをロボットたちが提供しています。
100%ではありませんが、ほとんど人間がいないのです。
ワクワクするような素敵なホテルですが、もうすでにこのホテルではあらゆる仕事が自動化されているのです。

今までの受け身型の教育では、知識や技能の習得はできても、新たなモノを生み出すチカラを伸ばすには不向きでした。


これからは習得した知識を活用して問題を解決し、急速な時代の流れに対応していかなくてはなりません。
子供たちが将来必要な力を身に付けるために、プログラミング教育の必要性が高まってきたのですね。

パソコンの基本スキルは今や当たり前!?

IT化が進み、現在ほとんどの会社にはパソコンがあります。

今でもすでに、読み書きや計算と同じくらい、パソコンスキルは当たり前の能力とされています。
しかし一方で、社会人になるまでにパソコンを使ったことない人たちも実は増えているのです。
スマホが便利になりすぎた弊害といってもいいかもしれませんね。

将来、パソコンスキルの重要度は確実にアップします。
小学生のうちからパソコンに触れる機会が多ければ多いほど、上手な活用法が身につくのは明らかですね。

将来、必要な思考法をGET

技術がどんなに進歩してもコンピュータだけではやはり解決できない場合もあると思いませんか?
過去の経験や知識から解決できることなら、AIに任せてしまえばいいんです。しかし、そのAIを使うのは人間です。

お子さんたちが社会人になったときに必要なのは、まず「論理的思考力」です。
さらに、論理的に考え、話し合い、分析し、解決していく「問題解決力」や「コミュニケーション能力」が必要になります。

これらの思考法を育てるのに最適なのがプログラミング教育だと言われているのです。

プログラミングという教科は増えるの?

必修化とは言っていますが、実はプログラミングという教科は増えません。

算数や理科、社会などの教科の授業内容に組み込まれます。
例えば、算数の授業でプログラミングを使って図形を描いてみるとか、社会の授業で自動で対話するプログラム(チャットボット)を使って地域の紹介をするなどといった形で組み込まれる予定です。

プログラミング教育の狙い

いろいろと必修化についてお話してきましたが、プログラミング教育の目指すものとは何でしょうか。
それは、プログラミング的思考を育むことです。もちろん、プログラマーになるための教育ではありません。

プログラミング的思考とは?

プログラミング的思考と聞くと、なんだかややこしいですね。
しかし、プログラミング的思考とは、簡単に言うと論理的思考のことです。

「雰囲気や気分に流されず根拠のある冷静な判断ができること。
間違いの原因を探して自分で軌道修正できること。」

これが、プログラミング的思考の中身です。

専門のスタッフにおまかせ!!

お子さんたちが将来活躍できる力を身につけるために、小学校からプログラミング教育が必修化がされます。
しかし、突然、学校の先生がすべてを教えるのは、なかなか大変なことだと思います。

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